生成AIとは、お願いの文章を入力すると、文章や画像などの案を作る仕組みです。Geminiとは、Googleが提供する生成AIサービスです。デジタル教材とは、PCやタブレットで使う問題、ゲーム、説明カードなどの学習道具です。特別支援教育とは、障害や学び方の違いに応じて、学びやすい方法を整える教育です。
NPO法人eboardが、Geminiを使って、子どもの学び方に合わせたデジタル教材を作る無料ワークショップを大阪で開きます。開催は2026年9月27日。主な対象は、特別支援教育や学習支援に携わる先生です。
- これは何? 学びにくさのある子に合わせたデジタル教材を、Geminiと相談しながら作る対面型の体験会
- 何があった? eboardが全国展開の第1弾として、9月27日に新大阪で無料開催すると発表
- 誰に関係ある? 特別支援学校・学級・通級指導、通常学級、塾、フリースクールで教材を工夫する先生
- 結局どうなの? 対象者なら教材づくりを試せる機会。PCと利用可能なアカウントを確認し、子どもの個人情報を入力しない準備が必要
そもそも「Geminiで教材を作る」って何?
先生が教材の条件を伝え、Geminiに案を作ってもらい、先生が内容と難しさを直す流れです。
Geminiは完成品を自動で配る機械ではありません。教材アプリとは、デジタル教材の中でも、子どもが画面を押したり、答えを選んだりして使える学習道具です。
たとえば、先生が「似た形の文字を見分ける練習を、1問ずつ進めたい」と伝えると、Geminiは画面構成や問題のたたき台を出せます。スモールステップとは、学ぶ内容を小さな段階へ分け、一つずつ進める考え方です。絵・色・配置で分かりやすくする視覚的なヒントを足す案も考えられます。
主催者は、8月の先行オンライン回で作られた例として、カウントダウン、同じ文字を探すゲーム、支払いに必要なコインの種類と数を選ぶゲームを紹介しています。大阪会場で全員が同じ教材を作るわけではありません。
あなたに関係ある?
子どもの「ここでつまずく」を見て、説明や問題の出し方を工夫している人向けです。
通級による指導とは、ふだんは通常の学級で学びながら、一部の時間だけ個別の支援を受ける仕組みです。
関係がある人
- 特別支援学校・特別支援学級・通級による指導などに携わる先生
- 通常学級で、学びにくさを抱える子への対応や教材づくりに関心がある先生
- 塾やフリースクールの先生
あまり関係がない人
教育や学習支援に関わっていない人向けの一般的なAI講座ではありません。また、大阪へ行けない人は、仙台・東京・宮崎の続報を待つ選択肢があります。
開催内容は?
無料・定員30名の対面講座で、説明を聞くだけでなく教材作成と共有まで体験します。
- 日時: 2026年9月27日(日)13:30〜15:30(受付13:15)
- 会場: エブリグランデ新大阪
- 形式: 対面・ワークショップ型
- 参加費: 無料
- 定員: 30名。定員に達した時点で受付終了
プログラムは、学校で生成AIを使うときのポイント、子どもに合わせた教材作成ワーク、参加者同士の教材・工夫の共有と振り返りの3部構成です。
何がうれしい?
自分が担当する場面を想定し、既製品では合いにくい部分をその場で調整できます。
既製の教材が少し難しいときに、問題数を減らす、説明を短くする、答え方を選択式にするといった調整を画面上で試せます。AIの説明を聞くだけで終わらず、自分の教材案を形にするところまで進むのがポイントです。
もう一つは、他の先生の工夫を見られることです。同じ「文字が見分けにくい」という課題でも、色分け、出題順、音声の有無など、考え方は一つではありません。AIが唯一の正解を出すのではなく、先生同士で案を比べる時間に意味があります。
参加前に必要なもの
PCだけでなく、そのアカウントでGeminiを開けるかを先に確認します。
参加条件は3つです。
- 文字入力やコピー&ペーストなど、基本的なPC操作ができる
- キーボード付きで、インターネットにつながるPCを持参できる
- Geminiを利用できるGoogleアカウントを用意できる
Google Workspace管理者とは、学校のGoogleアカウントで使えるサービスや保存設定を管理する担当者です。学校や自治体から支給されたアカウントでは、この管理者の設定によってGeminiを使えない場合があります。
注意点は3つ
AIは速く案を出せますが、正しさ・個人情報・学校ルールは人が確認します。
1. AIの答えをそのまま教材にしない
Geminiは、事実と違う説明や、対象の子に合わない難しさを出すことがあります。Google公式も、Geminiが不正確な情報を表示する場合があると注意しています。
計算、漢字、ルール、画像の意味、操作したときの反応を先生が確認し、必要なら直してから使うことが前提です。
2. 子どもの個人情報を入力しない
実名、学校名、顔写真、診断名、学習記録、家庭の事情などを、個人用アカウントの入力欄へそのまま入れるのは避けます。「小学3年相当で、似た形の文字を見分ける練習」のように、教材に必要な条件だけへ一般化します。
文部科学省のガイドラインも、学校で生成AIを使うときは、個人情報保護法などを守り、必要な対策を取るよう求めています。
3. 学校のルールを確認する
個人用アカウントで作った教材を学校で使えるか、どこへ保存できるか、子どもの端末で開いてよいかは、学校や自治体のルールで異なります。講座へ参加できることと、作成物をそのまま授業で使えることは別です。
申込前のチェック
次の項目がそろえば、当日の演習へ入りやすくなります。
- 自分が対象者に当てはまる
- 9月27日に新大阪へ行ける
- キーボード付きPCと電源を用意できる
- Geminiへ事前にログインできる
- 作りたい教材を、個人情報なしで一文にできる
- 作成後に内容と操作を自分で確認できる
申込はeboard公式ページから行います。定員は30名で、到達すると受付終了です。残席は変動するため、最新状況は公式ページで確認してください。
今後の開催は?
大阪以外は予定段階です。日時・会場が決まるまでは待って大丈夫です。
すまラボまとめ
Geminiに先生の仕事を任せるのではなく、先生の工夫を試せる形へ早く変える講座です。
対象者で大阪へ行けるなら、無料で最初の一歩を試せます。参加前に見るべきなのは、PC、アカウント、匿名化した教材アイデアの3点です。
完成した教材は、先生が内容・操作・個人情報を確認してから使う。この線引きを守れば、AIを教材づくりの補助として考えやすくなります。







